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Aroma

2022.05.24

精油の香りの正体は?

こんにちは!

regame アロマ担当 みやもとななこです

5月中旬以降はバラのシーズンです♪
つい先日、熱海のローズガーデンに行ったら見事に咲いていて、あたりに芳醇な香りが🌹

いい意味でふっと気が緩みました〜^^


これもアロマセラピーです💡

アロマセラピーでは植物から取れるエッセンシャルオイル(=精油)を使って施術していくのですが、良い香りを嗅いでリラックスはなんとなくわかるとして、例えばどうして痛みを和らげたり、ホルモンバランスをとる作用があるのか。理由を知らないと、「迷信なんじゃないか?」とまではいかなくても「香りで何で不調に有用だなんていわれるんだろう」と思うかもしれません。
今回はその香り(精油)の正体についてお話ししようと思います。

まず,精油とは?
植物が作り出しているものなのですが、植物が光合成をして日光と水と二酸化炭素で「でんぷん(=エネルギーの素である「糖質)」を作るのはご存じだと思います。これがちょっと難しい言葉で言うと植物の一次代謝物です。精油は植物の持っている酵素によってそれらが植物の中で形を変えていく過程で作られる二次代謝物です。

人間で言うと、アルコールを摂取した後にそれが体内の中で有害なものから最終的に無害な物質に変えていく仕組みににています。アルコールを摂取した後は体内の酵素を使って最終的に無害な酢酸に変わりますよね。

精油の話に戻ると、一時代謝物の糖質はまだわかるけれど、二次代謝物は何のために作られてどんな目的で使われるの?
と言うところなのですが、精油は生えた場所から移動できない植物にとって生きていくために大切なものです。

病原菌がついたときには、殺菌
葉を食べたりする虫や天敵には、虫除け
授粉を助けてくれる虫を呼び寄せる
傷がついたときに傷を治す・・・等

精油の成分はそういったときに役に立ち、
人は昔からその植物の作用を、古くから民間療法として利用してきました。
ただ、使い始めたはるか昔は成分の正体を知る由もなく根拠も明らかになっていませんでした。

だんだん研究が進まれるようになり、解明されていない成分も多々ありますが、香りの成分の正体は様々な有機化合物→水素、酸素、炭素(ときには窒素、硫黄が含まれたもの)でできていることが判明。

精油には様々種類の有機化合物の分子が入っています。

それらの成分から目的によって必要な成分だけを取り出して作られたのが現代医療で処方される薬剤です。
例えばペパーミントの成分のひとつであるメントールは湿布に使われていたりしますし、カモミールジャーマンの精油の中にあるカマズレンは似たような分子構造の成分がアレルギー性皮膚炎の外用薬に使われていたります。

必要な成分のみピックアップされて作られた薬は、問題が起きている箇所一点のトラブルを解消するためには役に立ちますが、一点集中型ですのでその分副作用もあることが多く、例えば頭痛薬を飲んで胃が荒れて胃薬を処方されて・・・と言うような連鎖を産むことがありますので疾病の予防に使うのは難しいところがあります。

精油は様々な分子が少量ずつ穏やかに作用するため、薬を飲むほどでもないけどこれは体調を崩しそうだな・・・という時や、何だか心が沈む、イライラしてコントロールしづらいなという予防や些細なトラブルに役に役立つのが精油です。
精油を利用するアロマセラピーは予防医学としても注目されています。

ちょっと今回は難しい話になってしまいましたが
まずは体感していただいた方が早いと思いますので、アロマトリートメントやヘア部門のヘッドスパで心身が楽になる感覚をぜひ一度味わってみてください💓

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