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2020.01.02
フケが出る原因と対策!
【フケが出る原因と対策】フケが出やすい体質があった!
「ちゃんと毎日シャンプーしているのにフケが出る」「最近急に頭皮にかゆみが出るようになってきた」といった悩みを抱えている人はいませんか。「フケ=不潔」というイメージがあるかもしれませんが、頭を洗っていないことが原因でフケが出るとは限りません。
清潔にしているつもりなのにフケが出てしまう人は、ほかに原因があることが多いです。
今回は、フケやかゆみが出る原因とその対策について詳しく解説していきます。
フケの種類と原因
フケは大きく2つのタイプに分けられます。
脂性フケ
ベタベタしているタイプのフケを脂性フケと言います。これは、頭皮に過剰な皮脂が分泌されている状態で、洗髪不足や洗浄力の弱いシャンプーを使っている場合に起こります。皮脂を栄養に増殖するマラセチア菌(皮膚に住んでいる常在菌)にとってはうれしい頭皮環境になってしまっています。過度に増えたマラセチア菌は地肌を刺激してしまうので、それにより頭皮のターンオーバーが乱れてしまいます。こうなると大量のフケの発生は免れないので、注意してください。
また、ベタベタしているので大気中のホコリや汚れを吸着し、見た目も不潔に見えてしまいます。脂性フケが発生してしまう人の多くは、もともと頭皮に汗や皮脂が多く発生してしまう体質の人が多いです。普通の人よりも注意深くシャンプーをしなければいけません。
乾燥フケ
反対にカサカサしているタイプのフケを乾燥フケと言います。脂性フケは過剰な皮脂の分泌が原因なのですが、乾燥フケの場合はシャンプー時などに必要以上の皮脂を取り除いてしまうことで発生します。皮脂が足りず乾燥してしまった頭皮は外部からのダメージを受けやすく、この場合もターンオーバーが乱れてしまいます。乾燥フケはパラパラと落ちてくるので、Tシャツの肩の部分やデスクの上などにフケがついてしまうことがよくあります。頭皮の皮脂を洗い流さないように、過剰な洗髪は控えてください。
フケ対策
フケに効く薬用シャンプーを使う
マラセチア菌の過剰な増殖がフケを招くので、その増殖を抑え、かつ余分な皮脂を取り除いてくれる薬用シャンプーを使ってみましょう。「シャンプーを変えたらそれまで悩んでいたのが嘘のようにまったくフケが出なくなった」という人はとても多く、効果を実感しやすい方法です。シャンプーの成分表を見て、以下の成分が入っているかどうかを確認してみてください。
殺菌効果がある成分:ピロクトン オラミン/ミコナゾール硝酸塩/ジンクピリチオン
血行促進作用:トコフェロール酢酸エステル/センブリ
抗ヒスタミン成分(かゆみを抑制):ジフェンヒドラミン塩酸塩
清涼成分(かゆみを抑制):l-メントール
頭皮マッサージをする
頭皮マッサージによって頭皮の血行の流れがよくなります。即効性があるわけではありませんが、毎日続けることで確実に改善を実感できるでしょう。乾燥フケがひどい人は、頭皮用ローションを塗ってからマッサージをするとさらに効果が期待できます。美容院に行く機会がある人は、美容院のメニューにあるヘッドマッサージも試してみてはいかがでしょうか。
フケが出ているときに絶対に頭皮をかかない
フケが出るとかゆみの併発も多いのですが、無意識のうちについつい頭皮をかいてしまいます。かゆさを紛らわせることができるからといってかきすぎると、皮膚のバリア機能にダメージを与え、さらに炎症がひどくなります。頭皮を爪でかくことは禁物です。
あまりにもひどい場合は皮膚科へ
長期間フケやかゆみを放置してしまうと、「フケ症」が進行し、最悪の場合は頭皮が炎症を起こしてしまいます。炎症を引き起こすだけでなく、薄毛や抜け毛の原因にもなります。
フケだけでなく明らかに頭皮に異常を感じた場合、医療機関での受診をおすすめします。もしかすると、「脂漏性皮膚炎」や「頭部白癬」などの皮膚疾患になっているかもしれません。その場合は自然治癒では治らない場合が多いので、皮膚科でお薬をもらってきちんと治しましょう。
まとめ【フケの悩みはシャンプーで解決する場合が多い!】
清潔にしていても体質によってフケが出てしまうことがあります。フケには、脂性フケと乾燥フケの2種類がありますが、それぞれ原因が違うので、取るべき対策も変わってきます。シャンプーを見直すことで劇的な改善が見られる場合もあるので、まずは頭皮環境に合わせて適切なシャンプーを使ってみてください。